不動産におけるインスペクションとは、中古住宅を売買する際におこなう建物の調査のことです。
売買に関するトラブル防止のため、最近はインスペクションを実施するケースが多く、円滑な不動産取引のための重要な役割を担っています。
ここでは、インスペクションのメリットや費用相場、実施する際のポイントについて解説しますので、これから売却を検討している方もぜひ参考にしてください。
不動産売却におけるインスペクションとは？
不動産の売却時のインスペクションとは？
インスペクションとは、「英：inspection＝視察・検査」を意味する言葉です。
不動産におけるインスペクションとは、中古住宅の建物状況調査のことをいい、専門家が調査をおこないます。
不動産売却前にインスペクションを実施することで、買主は安心して中古住宅を購入することができます。
また、売主には売却した物件について何らかの不具合があったときに契約不適合責任を負う義務がありますが、インスペクションをおこなうことでこれらの責任を問われるリスクを軽減します。
売主がインスペクションを実施するタイミング
インスペクション実施のタイミングは、売主と不動産会社との媒介契約締結後になります。
媒介契約締結時に 不動産会社からインスペクションに関して説明され、不動産会社からインスペクター(インスペクションをおこなう既存住宅状況調査技術者)を紹介されることになります。
不動産売却前にインスペクションを実施するメリット
売主が売却前にインスペクションをおこなうことで、買主に対し安心感を与えられるだけでなく、売主側にもメリットがあります。
まず、インスペクションによって売却時の不動産の状態を正確に把握でき、建物のコンディションに応じたリフォームもおこなえます。
さらに、インスペクションを実施することで不動産の客観的な価値を生み出し、価格に対する妥当性と買主からの信頼を得ることができるでしょう。
それによって、売却後のトラブルやクレームが発生するリスクの軽減にもつながります。
不動産売却時のインスペクションの費用相場は？
インスペクション費用の相場は、5万～6万円程度で、マンションと一戸建てでは費用に若干の差があります。
マンションの場合
●5万円程度
一戸建て住宅の場合
●約165㎡未満 4.5万円程度
●約165～250㎡ 5万円程度
●約250～500㎡ 6.5万円程度
オプション診断を依頼した場合、15,000円～35,000円程度プラスされます。
また、インスペクションを実施する際、調査にかかる時間は2～3時間程度です。
申込みから調査の実施までに1週間程度かかることもあるため、売却に向けてインスペクションおこなう場合、早めに申込みましょう。
まとめ
不動産売却のためのインスペクションについて解説しました。
インスペクションを実施すれば、不動産の価値を可視化でき、売買取引における売主および買主双方の安心感につながります。
中古住宅を売却するのであれば、ぜひインスペクションを検討してみましょう。
私たち株式会社ChapteRでは、ファミリー向け売買物件を多数取り扱っております。
不動産に関するお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓
