サイディングという単語を耳にしても、一体何のことかよくわからないという人も多いでしょう。
サイディングとは外壁素材のことで、現在では多くの住宅の外壁の素材として使用されています。
では一戸建て住宅にサイディング外壁を使用した場合、定期的なリフォームが必要となるのでしょうか。
必要な場合、その理由と時期はどのようになるのかなどについてお話をしていきます。
サイディングとは?
サイディングとは、家の外壁に使用する素材の1種です。
一戸建て住宅の外壁に使われる素材で、一定サイズの板を外壁に貼り付ける形で使用されます。
工場であらかじめ設計されたサイディングボードと呼ばれる板を壁の広さに合わせてカットし、つなぎ目をしっかりと埋め合わせます。
隙間なくしっかりと埋め合わせることによって、板の貼り合わせであっても雨漏りや剥がれるリスクが回避可能です。
サイディング材はリフォームが必要?必要な時期や年数とは?
一戸建て住宅の外壁素材であるサイディングボードには4つの種類があります。
サイディングを使用した場合、素材ごとに時期は異なりますが、定期的にリフォームは必要です。
理由としては、経年劣化などによりコーティング剤などが剥がれ落ちるためです。
窯業系サイディング
サイディングのなかでもっとも使われている割合が多いのが、窯業系サイディングです。
表面に塗料が塗られていて、塗料が紫外線で劣化し水を吸うようになるとサイディング自体も劣化を始めます。
建築から7~10年でリフォームが必要になります。
金属系サイディング
金属系サイディングは重量が軽く、建物に負担を掛けない点が特徴です。
表面に付いた傷が原因で錆が生じる、または年数の経過などで色褪せが起きます。
建築から10~15年でリフォームが必要になります。
樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは海外で人気がありますが、日本では取り扱える職人が少ないため、あまり普及していません。
建築から10~20年でリフォームが必要になりますが、種類によっては30年ほど手入れが不要なものもあります。
木質系サイディング
木質系サイディングは断熱性に優れていますが、防火指定のある地域での使用はできません。
建築から8~10年でリフォームが必要になります。
一戸建て住宅のサイディングのメンテナンスで塗装が必要な理由は
サイディング材はリフォームのときに合わせて、外壁塗装も必要になります。
外壁塗装をしなければ機能を十全に発揮できなくなり、建物本体部分に問題が生じて大掛かりな工事が必要になります。
工事が必要になるとその期間は家に住めなくなり、費用も多額に必要になるため注意が必要です。
まとめ
一戸建て住宅の外壁に使われるサイディング材についてご紹介しました。
サイディング材は工事のしやすさなどから人気を集め、今ではほとんどの一戸建て住宅の外壁素材に使用されています。
しっかりと知識を身につけ、長く快適に住めるようにしておきましょう。
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