事故物件を売却する場合、リフォームを実施すべきかどうか悩む場合があるかと思います。
事故物件をリフォームする際には、気を付けるべき注意点があります。
そこで今回、事故物件をリフォームする費用や注意点についてご紹介していきますので、確認してみてください。
事故物件のリフォームは資産価値維持に有効か
事故や事件によって誰かが亡くなると事故物件になることがありますが、リフォームやリノベーションをすると資産価値の維持に効果的です。
誰かが亡くなった物件は、心配や住むことに抵抗を覚える心理的瑕疵があるとされ、売主に告知義務が発生します。
告知義務はあるにせよ、においや汚れを消し去り、事故物件でないようにすることができれば、心理的瑕疵を抑えられます。
資産価値の低下を少しでも防ぐためには、リフォームやリノベーションが有効でしょう。
ただし、事故物件は一般の物件とくらべ、価格を下げないと売却が難しいです。
事故物件のリフォームにかかる費用の相場
壁と床に汚れがあって交換をする場合、その面積によって費用は変わってきます。
壁紙の張り替えの相場は1㎡で約1,000円ほどで、6畳1部屋であれば3万円~5万円ほどです。
また、床の張り替えは6畳で2万円ほどになます。
水回りのリフォームには、トイレやユニットバス、洗面所などがありますが、設備代のほかに工事費が5万円ほどかかり、さらに古い設備の廃棄分も必要です。
ちなみに浴室をすべてリフォームをすると100万円近くかかります。
物件をフルリノベーションすれば資産価値の維持に効果的ですが、500万円以上の費用がかかるため、よく検討することが必要です。
事故物件をリフォームする際の注意点
事故物件はリフォームだけでなく、特殊清掃によって染みなどをきれいにし、事故が起きる前の状態に戻してもらうことも大切です。
リフォームを依頼をするときの注意点としては、事故物件であることをリフォーム業者に伝えることが挙げられます。
事故物件のリフォームをおこなわない業者もいるため、告知しないと契約を打ち切られる場合があるためです。
スムーズにリフォームを進めるためにも、事前に事故物件であることを伝えトラブル防止につなげましょう。
とにかく隠さずに業者に伝えることが重要です。
まとめ
事故物件は心理的瑕疵があるとして売却が難しくなりますが、リフォームによって資産価値が維持できる可能性もあります。
とくにフルリノベーションは効果的ですが、多額の費用がかかるため十分な検討が必要です。
リフォームを業者に依頼する場合は、事故物件であることをきちんと伝えましょう。
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