インテリアを選ぶ際に「ミッドセンチュリー」を耳にする機会があると思います。
建築業界では、1940年~1960年代にデザインした建築物を表す言葉として使用されていますが、ミッドセンチュリーに興味を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ミッドセンチュリーとはなにか、北欧デザインとの違いやリノベーションする際のコツについて解説していきます。
リノベーションで使われるミッドセンチュリーとは?
ミッドセンチュリーとは、1940~1960年ごろのアメリカが発祥の家具やデザインを指しています。
戦争で使うために開発されたプライウッド(成型積層合板)や強度が高いFRP(ガラス繊維強化プラスチック)などの新しい技術が、当時から家具にも応用されるようになりました。
これらの新しい技術によって誕生したのが、「ミッドセンチュリーインテリア」です。
ミッドセンチュリーの特徴は、カラフルで曲線的なデザインです。
アメリカンポップに感化され、明るい原色をアクセントに取り入れるケースも多く、シンプルでも飽きさせないユニークなデザインの家具は現代でも人気となっています。
ミッドセンチュリーと北欧デザインの違いとは?
北欧デザインとは、デンマークやスウェーデン・フィンランドなど、北欧諸国から発信されたデザインです。
ミッドセンチュリーと同様に人気がある北欧デザインは、テイストが似ているため混同してしまうケースも少なくありません。
どちらもシンプルで丸みのあるやわらかなデザインですが、ミッドセンチュリーとの違いは、ナチュラルでぬくもりの雰囲気がある点です。
北欧デザインは、北欧の冬の寒さや日照時間が短く家のなかで過ごす方が多いため、家のなかで楽しく過ごせるようにやわらかな印象を与えるデザインが多い傾向にあります。
一方、ミッドセンチュリーはすっきりとした印象を与えるモダンなデザインです。
ミッドセンチュリーのリノベーションをする際のコツ
リノベーションをする際のコツとして挙げられるのが、ポイントとなるカラーを決める点です。
部屋のなかにポイントとなるカラーを置くと、ミッドセンチュリーらしさを演出しやすくなるため、指色にポップなカラーを使うのがおすすめです。
ただし、リノベーションの際に多くのカラーを無計画に配置すると、ゴチャゴチャした雰囲気となってしまうため、ポイントとなるカラーを選ぶ際には部屋の雰囲気や家具との統一感を大切にしましょう。
また、フローリングはオークやチークを採用し、アクセントウォールを設けるとミッドセンチュリーの雰囲気を出せます。
まとめ
ミッドセンチュリーとは、1940~1960年ごろのアメリカが発祥の家具やデザインを言います。
すっきりとした印象を与えるモダンなデザインは、現代でも多くの方に愛されているため、リノベーションに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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