都心はもう手が出ない?次に狙うべき「城東エリア」徹底解説!の画像

都心はもう手が出ない?次に狙うべき「城東エリア」徹底解説!

不動産購入

日向 麻夫

筆者 日向 麻夫

不動産キャリア12年

お客様それぞれの不動産購入に至るまでに存在する数多くのステップに対して、納得感も満足感も安心感も兼ね備えた上で、ひとつずつステップをクリアしていけるよう、プロのコンサルタントとして、寄り添ってフォローいたします。

「山手線の内側でマンションを買うなら2億円必要」 そんな異常事態とも言える状況が続いています。年収1,000万円世帯ですら都心居住を諦めざるを得ない中、今、賢い買い主たちが注目しているのが**江東区・墨田区・江戸川区の「城東エリア」**です。

今回は、このエリアがなぜ選ばれるのか、そして購入前に知っておくべき「落とし穴」についてお伝えします。


1. なぜ今、城東エリア(江東・墨田・江戸川)なのか?

人気の理由は、大きく分けて4つあります。

  • 圧倒的な都心アクセスの良さ 「下町」のイメージがあるかもしれませんが、実は利便性は抜群。錦糸町から東京駅まで約8分、西葛西から大手町まで約15分など、30分以内で主要ビジネス街へアクセスできる駅が豊富です。

  • 子育て支援と環境の充実 江東区の木場公園、墨田区の子育て支援ネットなど、行政のサポートや大型公園が充実しています。

  • 価格のバランスが良い 都心6区では中古マンションですら平均1.7億円を超える中、城東エリアなら6,000万〜9,000万円台で現実的な選択肢が見つかります。

  • 「細分化規制」が緩く、手が届きやすい 世田谷区や目黒区では「土地を小さく切って売ってはいけない」というルールが厳しいですが、墨田・江東エリアはこの規制が比較的緩いため、35〜50平米程度のコンパクトで安価な戸建て物件が供給されやすい傾向にあります。


2. 購入前に必ずチェックすべき「2つの注意点」

安さや利便性だけで飛びつくと、後で思わぬコストがかかることがあります。

① 防火地域の壁

このエリアの約40〜50%は「防火地域」に指定されています。火災に強い家を建てる必要があるため、一般的な木造住宅よりも建築費が高くなりがちです。大手ハウスメーカーで建てようとすると、通常の1.5倍〜2倍の建築費がかかるケースもあるため、予算組みには注意が必要です。

② 災害リスクと地盤

城東エリアは「支持層(固い地盤)」までの距離が深く、平均20メートルほど掘らないと安定しません。

  • 地盤改良費: 通常50万〜100万円のところ、このエリアでは200万〜300万円かかることも珍しくありません。

  • ハザードマップ: 荒川の氾濫リスクなど、水害リスクがあるエリアが多いのも事実です。安心を最優先するなら、避けるべきエリアも存在します。


3. 目的別!おすすめエリア&物件例

スタッフが厳選した、今狙い目のエリアをご紹介します。

重視することおすすめエリア特徴
住環境重視清澄白河・東大島・水江公園が多く、落ち着いた街並み。ファミリー層に絶大な人気。
アクセス重視錦糸町・亀戸・平井複数路線利用可能。共働き世帯の「職住接近」に最適。
教育環境重視横網・門前仲町・船堀伝統校やICT教育に力を入れる小学校があり、教育熱心な世帯に。

4. 【2026年最新情報】民泊規制の強化に注意!

近年、このエリアでは投資目的の「民泊」が急増(墨田区では数年で7倍)しましたが、住民トラブルの増加により2026年度から規制が大幅に強化される予定です。 「民泊で稼げるから」という甘い言葉で物件を勧める投資話には、これまで以上に慎重になる必要があります。


まとめ:城東エリアは「賢い選択」になるか?

災害リスクや建築コストの課題はあるものの、**「2億円は出せないが、都心近くで質の高い生活を送りたい」**という共働き世帯にとって、城東エリアは唯一無二の選択肢と言えます。

大事なのは、その土地の「地盤」や「規制」を正しく把握しているパートナー(不動産会社)を選ぶことです。


”不動産購入”おすすめ記事

  • 【築年数別】マンション選びの正解は?後悔しないための「5つの戦略」の画像

    【築年数別】マンション選びの正解は?後悔しないための「5つの戦略」

    不動産購入

  • 東京一極集中に異変?高騰するマンション市場と「戸建シフト」の裏側の画像

    東京一極集中に異変?高騰するマンション市場と「戸建シフト」の裏側

    不動産購入

  • 三極化から「多層化」へ。2026年、同じ駅近でも“価値が二極化”する本当の理由の画像

    三極化から「多層化」へ。2026年、同じ駅近でも“価値が二極化”する本当の理由

    不動産購入

  • 家賃は上がる一方。買うという選択肢、今こそ見直すべき理由 墨田区、江東区、台東区など東京の下町エリアでは、ここ数年で賃貸マンションの家賃が急激に上昇しています。特に台東区では、過去3年間で16%以上の上昇率を記録し、都内トップクラスとなっています。 家賃上昇の背景 - 再開発による人気エリア化(蔵前・清澄白河など) - インバウンド需要の回復 - 省エネ仕様の新築物件の増加 - 円安による建材費の高騰 → 家主がコスト転嫁 これらの要因により、築浅の賃貸物件では月額数万円の値上げも珍しくありません。  「の画像

    家賃は上がる一方。買うという選択肢、今こそ見直すべき理由 墨田区、江東区、台東区など東京の下町エリアでは、ここ数年で賃貸マンションの家賃が急激に上昇しています。特に台東区では、過去3年間で16%以上の上昇率を記録し、都内トップクラスとなっています。 家賃上昇の背景 - 再開発による人気エリア化(蔵前・清澄白河など) - インバウンド需要の回復 - 省エネ仕様の新築物件の増加 - 円安による建材費の高騰 → 家主がコスト転嫁 これらの要因により、築浅の賃貸物件では月額数万円の値上げも珍しくありません。 「

    不動産購入

  • トランプ政権再登場:日本の不動産市場と住宅ローン金利への影響の画像

    トランプ政権再登場:日本の不動産市場と住宅ローン金利への影響

    不動産購入

  • 墨田区・台東区・江東区の新築マンション市場動向:省エネ性能が人気の理由の画像

    墨田区・台東区・江東区の新築マンション市場動向:省エネ性能が人気の理由

    不動産購入

もっと見る