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資産価値が落ちにくい家、7つの特徴|将来「売りやすい家」は何が違う?
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日向 麻夫マンション戸建土地不動産購入2026年08月13日
家を購入するとき、「駅に近いから資産価値も安心そう」
「新築だから将来も高く売れるだろう」そんなふうに考える方は少なくありません。
もちろん、駅距離や築年数は不動産の価値を考えるうえで重要な要素です。
ただし、資産価値が落ちにくい家=値上がりする家と単純に考えるのは少し危険です。
住宅購入で本当に考えておきたいのは、
「将来、自分たち以外に誰がこの家を買うのか?」
という視点です。
自分たちが気に入っているだけでなく、将来売却するときにも一定の需要があり、買い手を限定するような大きな弱点が少ない家ほど、選択肢を残しやすくなります。
今回は、住宅を購入する前に確認しておきたい、資産価値が落ちにくい家の7つの特徴について解説します。
資産価値は「値上がりするか」だけではない
まず整理しておきたいのが、「資産価値」という言葉です。
不動産の資産価値というと、
「購入価格より高く売れるのか」
という意味で捉えられることがあります。
しかし、将来の不動産価格を正確に予測することはできません。
そこで住宅購入時には、
- 将来も一定の需要がありそうか
- 売却するときの障害が少ないか
- 大幅に値下げしないと売れない物件にならないか
- 売る・住み続けるといった選択肢を残せるか
という視点で考えることが重要です。
言い換えると、
「次の買い手を想像できる家かどうか」
が一つの大きな判断基準になります。
1.将来の買い手を複数想像できる「立地」
最初のポイントは立地です。
ただし、
「駅近なら絶対に資産価値が落ちにくい」
というわけではありません。
駅へのアクセスを重視する人もいれば、
- スーパーなどの買い物環境
- 学校や保育施設
- 病院
- 車の使いやすさ
- 周辺の生活環境
を重視する人もいます。
特にファミリー層が住宅を購入する場合、通勤利便性だけでなく、日々の生活や子育てのしやすさも重要になります。
大切なのは、
「自分たち以外の人から見ても便利な場所か?」
ということ。
たとえば、共働き世帯にも子育て世帯にも選ばれやすいなど、複数の買い手を想像できる立地は、将来の需要を考えやすくなります。
2.土地の形・道路・駐車に無理がない
戸建てを購入するときには、土地の広さだけを見ないことも大切です。
同じ100㎡の土地でも、
- きれいな形をした整形地
- 細長い土地
- 旗竿地
- 高低差が大きい土地
- 車の出入りがしにくい土地
では、使いやすさが大きく異なります。
資料でも、同じ面積であっても「使いやすさ」によって需要は変わることが示されています。
また、
- 接している道路
- 間口
- 駐車スペース
- 再建築に関する条件
なども、将来売却するときには重要です。
自分たちは慣れていて気にならなくても、内覧に来た買い手から、
「車を停めにくいな」
「土地が使いづらそうだな」
と思われれば、それだけ検討者が減る可能性があります。
土地は「何㎡あるか」だけではなく、「どう使えるか」まで見る。
これが重要です。
3.災害リスクを把握し、説明できる
3つ目は災害リスクです。
ここで注意したいのは、
「ハザードマップに色が付いている=買ってはいけない」
という単純な話ではないことです。
大切なのは、
どんなリスクがあるのかを事前に確認し、把握していること。
そして必要に応じて、
情報確認
↓
リスク把握
↓
避難経路の確認
↓
保険・建物の対策まで考えておくことです。
将来その家を売却するときには、次の買い手も災害リスクを確認します。
そのときに、
「よく分かりません」
ではなく、
「このリスクがあります。そのうえで、このような対策を考えています」
と説明できる状態にしておく。
リスクそのものより、リスクを知らないまま購入することを避ける。
この考え方が大切です。
4.間取りや仕様が特殊すぎない
注文住宅や大規模リフォームでは、自分たちの生活スタイルに合わせて間取りを自由につくれるのが大きな魅力です。
ただし、資産価値の観点では注意点もあります。
それは、
自分たちにとっての「こだわり」が、次の買い手にとっては「使いにくさ」になる可能性があることです。
たとえば、
- 個室が極端に少ない
- 大きすぎる吹き抜け
- 特殊な生活動線
- 維持費が高い設備
- 好みが大きく分かれるデザイン
などです。
一般的で使いやすい間取りは、比較的幅広い買い手が検討できます。
一方、特殊な設計ほど検討できる人が限定される可能性があります。
もちろん、個性的な住宅が悪いわけではありません。
自分たちが長く住むためにこだわることも、住宅購入の大切な価値です。
ただ、将来売却する可能性があるのであれば、
「この間取りを、ほかの家族はどう感じるだろう?」
という視点も持っておきたいところです。
5.建物の状態と修繕履歴が「分かる」
建物を見るとき、
「室内がきれいだから大丈夫そう」
と考えてしまうことがあります。
しかし重要なのは、見た目だけではありません。
戸建てであれば、
- 屋根
- 外壁
- 防水
- 配管
- 基礎
などについて、
いつ、どのような点検や修繕を行ってきたのか
が分かることが重要です。
資料でも、見た目のきれいさより「いつ・何を直したか」の記録が価値を守るという考え方が示されています。
マンションの場合は、
- 長期修繕計画
- 修繕積立金
- 過去の大規模修繕
- 共用部分の管理状態
なども確認しておきたいところです。
中古住宅では特に、
「築何年か」だけではなく「どのように管理されてきたか」
を見ることが重要になります。
6.いい家でも「高く買いすぎない」
これは非常に重要なポイントです。
どれだけ条件の良い住宅でも、
購入時点で相場より高く買いすぎてしまえば、将来売却するときに苦しくなる可能性があります。
特に新築住宅の場合、購入価格には、
- 新築ならではの価格
- 広告費や販売経費
- オプション設備
- 独自の仕様
などが含まれている場合があります。
しかし、将来中古住宅として売却するとき、次の買い手が見るのは、その時点における市場での評価です。
「自分はこの金額で買ったから」
といって、その購入価格をそのまま次の買い手が評価してくれるとは限りません。
だからこそ購入時には、
「この物件が好きか」+「相場から大きく離れていないか」
の両方を見る必要があります。
不動産ポータルサイトに掲載されている売出価格だけではなく、可能であれば周辺の成約事例なども確認しながら判断したいところです。
7.住宅ローン以外も含めて「持ち続けられる」
最後は家計です。
「資産価値の話なのに、なぜ家計?」
と思うかもしれません。
しかし、実は非常に重要です。
住宅ローンを組むときには、
「これくらいまでなら借りられます」
という金額が提示されることがあります。
ただし、
「住宅ローン審査に通る金額」と「無理なく返し続けられる金額」は別です。
住宅を所有すると、
住宅ローン以外にも、
- 固定資産税
- 修繕費
- 管理費・修繕積立金
- 火災保険・地震保険
- 車の維持費
- 教育費
など、さまざまな支出があります。
特に子育て世帯では、子どもの成長に伴って教育費が増えることもあります。
育休や転職などによって、一時的に世帯収入が下がることもあるでしょう。
もし住宅費が家計を圧迫しすぎてしまえば、
「本当は今売りたくないけれど、売らなければならない」
という状況になる可能性もあります。
そうなると、売却時期を自分で選べません。
家を無理なく持ち続けられること自体が、将来の選択肢を守ることにつながります。
資産価値は「次の買い手」から逆算する
ここまで、資産価値が落ちにくい家について7つのポイントを紹介しました。
まとめると、大きく3つの考え方に整理できます。
① 需要
自分たち以外にも、その家を選ぶ人を想像できるか。
② 売却障害
土地・建物・災害リスク・間取りなどに、買い手を大きく限定する問題がないか。
③ 持続可能性
家計的に無理なく、その住宅を持ち続けられるか。
この3つを支えるのが、
立地、土地、災害リスク、間取り・仕様、建物・管理、購入価格、家計という7つの視点です。
「住みたい家」+「次の買い手はどう見るか」
住宅購入で一番大切なのは、もちろん、
「自分たちがこの家で暮らしたいか」
です。
資産価値だけを気にして、自分たちの生活に合わない家を選ぶ必要はありません。
ただ、そこにもう一つ、
「次の買い手は、この家をどう見るだろう?」
という視点を加えてみてください。
駅からの距離はどうか。
土地は使いやすいか。
災害リスクは把握しているか。
間取りは特殊すぎないか。
建物はきちんと管理されているか。
価格は相場から離れていないか。
そして、無理なく持ち続けられるか。完璧な家を探す必要はありません。
大切なのは、
その家の弱点を知らないまま購入しないことです。
「自分たちが住みたい家」に、
「次の買い手はどう見るか」という視点を加える。この考え方を持っておくだけでも、家選びの見え方はかなり変わってくると思います。
Q1.資産価値が落ちにくい家は、やはり駅近が一番ですか?
必ずしも「駅近=資産価値が落ちにくい」とは限りません。
駅へのアクセスは重要な要素ですが、住宅を選ぶ人が重視する条件は地域や家族構成によって異なります。
スーパーや病院、学校へのアクセス、車の使いやすさなどを重視する人もいます。
大切なのは、自分たち以外にもその立地を便利だと感じる人がいるかどうかです。将来の買い手を複数想像できる立地か、という視点で考えてみましょう。
Q2.新築住宅の方が中古住宅より資産価値は落ちにくいですか?
新築だから必ず資産価値が落ちにくい、というわけではありません。
購入価格には、新築ならではの価格や販売経費、オプション設備などが含まれている場合があります。
将来、中古住宅として売却するときには、その時点の市場価格を基準に買い手から評価されます。
そのため、新築・中古という区分だけではなく、相場に対して適正な価格で購入しているかを見ることが重要です。
Q3.ハザードマップに色が付いている物件は避けた方がいいですか?
一律に避ける必要があるとは言えません。
重要なのは、
- どのような災害リスクがあるのか
- リスクの程度はどれくらいか
- 避難経路は確保されているか
- 保険や建物でどのような対策ができるか
を確認することです。
「リスクがあるか、ないか」だけではなく、「リスクを把握して説明できるか」まで考えることが大切です。
Q4.注文住宅は資産価値が落ちやすいのでしょうか?
注文住宅だから資産価値が落ちやすい、ということではありません。
ただし、非常に特殊な間取りや設備にすると、将来その住宅を欲しいと思う人が限定される可能性があります。
自分たちにとって最高の間取りでも、次の買い手にとって使いやすいとは限りません。
将来の売却も考えるのであれば、こだわりと汎用性のバランスを意識するとよいでしょう。
Q5.築年数が古い家は資産価値が低いですか?
築年数は重要な判断材料の一つですが、築年数だけで住宅の状態を判断することはできません。
特に中古住宅では、
「何年経っているか」だけでなく、「どのように管理・修繕されてきたか」
も重要です。
戸建てなら点検・修繕履歴、マンションなら長期修繕計画や修繕積立金などを確認してみましょう。
Q6.資産価値を考えるなら、住宅ローンはできるだけ多く借りない方がいいですか?
借入額そのものよりも、無理なく返し続けられるかどうかが重要です。
住宅ローンの審査に通る金額と、実際の家計で無理なく返せる金額は同じではありません。
住宅購入後には、固定資産税や修繕費、管理費、教育費なども発生します。
家計に余裕がなくなると、売却するタイミングを自由に選べなくなる可能性があります。
そのため、資産価値を守る意味でも、長期間持ち続けられる資金計画を考えることが大切です。
Q7.資産価値が落ちにくい家を見分ける一番簡単な方法はありますか?
一つの条件だけで判断する方法はありません。
ただ、物件を見るときに、
「もし10年後に自分がこの家を売るとしたら、誰が買ってくれるだろう?」
と考えてみるのは非常に有効です。
そのうえで、
立地・土地・災害リスク・間取りや仕様・建物の管理・購入価格・家計
の7つを確認していきます。
「次の買い手を想像する」という視点を持つことで、物件の弱点にも気付きやすくなります。
Q8.資産価値を優先して家を選ぶべきですか?
資産価値だけを最優先する必要はありません。
住宅は投資商品である前に、実際に自分たちが暮らす場所です。
ですので、
「自分たちが住みたい家」
という視点は当然大切です。
そこに、
「次の買い手はどう見るか」
という視点を一つ追加する。
このバランスで考えるのがおすすめです。
完璧な家を探すのではなく、その家の強みと弱みを理解したうえで購入することが、後悔しにくい住宅購入につながります。