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  • 資産価値が落ちにくい家、7つの特徴|将来「売りやすい家」は何が違う?

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    日向 麻夫
    マンション戸建土地不動産購入2026年08月13日



    家を購入するとき、

    「駅に近いから資産価値も安心そう」
    「新築だから将来も高く売れるだろう」

    そんなふうに考える方は少なくありません。

    もちろん、駅距離や築年数は不動産の価値を考えるうえで重要な要素です。

    ただし、資産価値が落ちにくい家=値上がりする家と単純に考えるのは少し危険です。

    住宅購入で本当に考えておきたいのは、

    「将来、自分たち以外に誰がこの家を買うのか?」

    という視点です。

    自分たちが気に入っているだけでなく、将来売却するときにも一定の需要があり、買い手を限定するような大きな弱点が少ない家ほど、選択肢を残しやすくなります。

    今回は、住宅を購入する前に確認しておきたい、資産価値が落ちにくい家の7つの特徴について解説します。


    資産価値は「値上がりするか」だけではない

    まず整理しておきたいのが、「資産価値」という言葉です。

    不動産の資産価値というと、

    「購入価格より高く売れるのか」

    という意味で捉えられることがあります。

    しかし、将来の不動産価格を正確に予測することはできません。

    そこで住宅購入時には、

    • 将来も一定の需要がありそうか
    • 売却するときの障害が少ないか
    • 大幅に値下げしないと売れない物件にならないか
    • 売る・住み続けるといった選択肢を残せるか

    という視点で考えることが重要です。

    言い換えると、

    「次の買い手を想像できる家かどうか」

    が一つの大きな判断基準になります。


    1.将来の買い手を複数想像できる「立地」

    最初のポイントは立地です。

    ただし、

    「駅近なら絶対に資産価値が落ちにくい」

    というわけではありません。

    駅へのアクセスを重視する人もいれば、

    • スーパーなどの買い物環境
    • 学校や保育施設
    • 病院
    • 車の使いやすさ
    • 周辺の生活環境

    を重視する人もいます。

    特にファミリー層が住宅を購入する場合、通勤利便性だけでなく、日々の生活や子育てのしやすさも重要になります。

    大切なのは、

    「自分たち以外の人から見ても便利な場所か?」

    ということ。

    たとえば、共働き世帯にも子育て世帯にも選ばれやすいなど、複数の買い手を想像できる立地は、将来の需要を考えやすくなります。


    2.土地の形・道路・駐車に無理がない

    戸建てを購入するときには、土地の広さだけを見ないことも大切です。

    同じ100㎡の土地でも、

    • きれいな形をした整形地
    • 細長い土地
    • 旗竿地
    • 高低差が大きい土地
    • 車の出入りがしにくい土地

    では、使いやすさが大きく異なります。

    資料でも、同じ面積であっても「使いやすさ」によって需要は変わることが示されています。

    また、

    • 接している道路
    • 間口
    • 駐車スペース
    • 再建築に関する条件

    なども、将来売却するときには重要です。

    自分たちは慣れていて気にならなくても、内覧に来た買い手から、

    「車を停めにくいな」

    「土地が使いづらそうだな」

    と思われれば、それだけ検討者が減る可能性があります。

    土地は「何㎡あるか」だけではなく、「どう使えるか」まで見る。

    これが重要です。


    3.災害リスクを把握し、説明できる

    3つ目は災害リスクです。

    ここで注意したいのは、

    「ハザードマップに色が付いている=買ってはいけない」

    という単純な話ではないことです。

    大切なのは、

    どんなリスクがあるのかを事前に確認し、把握していること。

    そして必要に応じて、

    情報確認

    リスク把握

    避難経路の確認

    保険・建物の対策

    まで考えておくことです。

    将来その家を売却するときには、次の買い手も災害リスクを確認します。

    そのときに、

    「よく分かりません」

    ではなく、

    「このリスクがあります。そのうえで、このような対策を考えています」

    と説明できる状態にしておく。

    リスクそのものより、リスクを知らないまま購入することを避ける。

    この考え方が大切です。


    4.間取りや仕様が特殊すぎない

    注文住宅や大規模リフォームでは、自分たちの生活スタイルに合わせて間取りを自由につくれるのが大きな魅力です。

    ただし、資産価値の観点では注意点もあります。

    それは、

    自分たちにとっての「こだわり」が、次の買い手にとっては「使いにくさ」になる可能性があることです。

    たとえば、

    • 個室が極端に少ない
    • 大きすぎる吹き抜け
    • 特殊な生活動線
    • 維持費が高い設備
    • 好みが大きく分かれるデザイン

    などです。

    一般的で使いやすい間取りは、比較的幅広い買い手が検討できます。

    一方、特殊な設計ほど検討できる人が限定される可能性があります。

    もちろん、個性的な住宅が悪いわけではありません。

    自分たちが長く住むためにこだわることも、住宅購入の大切な価値です。

    ただ、将来売却する可能性があるのであれば、

    「この間取りを、ほかの家族はどう感じるだろう?」

    という視点も持っておきたいところです。


    5.建物の状態と修繕履歴が「分かる」

    建物を見るとき、

    「室内がきれいだから大丈夫そう」

    と考えてしまうことがあります。

    しかし重要なのは、見た目だけではありません。

    戸建てであれば、

    • 屋根
    • 外壁
    • 防水
    • 配管
    • 基礎

    などについて、

    いつ、どのような点検や修繕を行ってきたのか

    が分かることが重要です。

    資料でも、見た目のきれいさより「いつ・何を直したか」の記録が価値を守るという考え方が示されています。

    マンションの場合は、

    • 長期修繕計画
    • 修繕積立金
    • 過去の大規模修繕
    • 共用部分の管理状態

    なども確認しておきたいところです。

    中古住宅では特に、

    「築何年か」だけではなく「どのように管理されてきたか」

    を見ることが重要になります。


    6.いい家でも「高く買いすぎない」

    これは非常に重要なポイントです。

    どれだけ条件の良い住宅でも、

    購入時点で相場より高く買いすぎてしまえば、将来売却するときに苦しくなる可能性があります。

    特に新築住宅の場合、購入価格には、

    • 新築ならではの価格
    • 広告費や販売経費
    • オプション設備
    • 独自の仕様

    などが含まれている場合があります。

    しかし、将来中古住宅として売却するとき、次の買い手が見るのは、その時点における市場での評価です。

    「自分はこの金額で買ったから」

    といって、その購入価格をそのまま次の買い手が評価してくれるとは限りません。

    だからこそ購入時には、

    「この物件が好きか」+「相場から大きく離れていないか」

    の両方を見る必要があります。

    不動産ポータルサイトに掲載されている売出価格だけではなく、可能であれば周辺の成約事例なども確認しながら判断したいところです。


    7.住宅ローン以外も含めて「持ち続けられる」

    最後は家計です。

    「資産価値の話なのに、なぜ家計?」

    と思うかもしれません。

    しかし、実は非常に重要です。

    住宅ローンを組むときには、

    「これくらいまでなら借りられます」

    という金額が提示されることがあります。

    ただし、

    「住宅ローン審査に通る金額」と「無理なく返し続けられる金額」は別です。

    住宅を所有すると、

    住宅ローン以外にも、

    • 固定資産税
    • 修繕費
    • 管理費・修繕積立金
    • 火災保険・地震保険
    • 車の維持費
    • 教育費

    など、さまざまな支出があります。

    特に子育て世帯では、子どもの成長に伴って教育費が増えることもあります。

    育休や転職などによって、一時的に世帯収入が下がることもあるでしょう。

    もし住宅費が家計を圧迫しすぎてしまえば、

    「本当は今売りたくないけれど、売らなければならない」

    という状況になる可能性もあります。

    そうなると、売却時期を自分で選べません。

    家を無理なく持ち続けられること自体が、将来の選択肢を守ることにつながります。


    資産価値は「次の買い手」から逆算する

    ここまで、資産価値が落ちにくい家について7つのポイントを紹介しました。

    まとめると、大きく3つの考え方に整理できます。

    ① 需要

    自分たち以外にも、その家を選ぶ人を想像できるか。

    ② 売却障害

    土地・建物・災害リスク・間取りなどに、買い手を大きく限定する問題がないか。

    ③ 持続可能性

    家計的に無理なく、その住宅を持ち続けられるか。

    この3つを支えるのが、

    立地、土地、災害リスク、間取り・仕様、建物・管理、購入価格、家計という7つの視点です。


    「住みたい家」+「次の買い手はどう見るか」

    住宅購入で一番大切なのは、もちろん、

    「自分たちがこの家で暮らしたいか」

    です。

    資産価値だけを気にして、自分たちの生活に合わない家を選ぶ必要はありません。

    ただ、そこにもう一つ、

    「次の買い手は、この家をどう見るだろう?」

    という視点を加えてみてください。

    駅からの距離はどうか。
    土地は使いやすいか。
    災害リスクは把握しているか。
    間取りは特殊すぎないか。
    建物はきちんと管理されているか。
    価格は相場から離れていないか。
    そして、無理なく持ち続けられるか。

    完璧な家を探す必要はありません。

    大切なのは、

    その家の弱点を知らないまま購入しないことです。

    「自分たちが住みたい家」に、
    「次の買い手はどう見るか」という視点を加える。

    この考え方を持っておくだけでも、家選びの見え方はかなり変わってくると思います。


     

    Q1.資産価値が落ちにくい家は、やはり駅近が一番ですか?

    必ずしも「駅近=資産価値が落ちにくい」とは限りません。

    駅へのアクセスは重要な要素ですが、住宅を選ぶ人が重視する条件は地域や家族構成によって異なります。

    スーパーや病院、学校へのアクセス、車の使いやすさなどを重視する人もいます。

    大切なのは、自分たち以外にもその立地を便利だと感じる人がいるかどうかです。将来の買い手を複数想像できる立地か、という視点で考えてみましょう。


    Q2.新築住宅の方が中古住宅より資産価値は落ちにくいですか?

    新築だから必ず資産価値が落ちにくい、というわけではありません。

    購入価格には、新築ならではの価格や販売経費、オプション設備などが含まれている場合があります。

    将来、中古住宅として売却するときには、その時点の市場価格を基準に買い手から評価されます。

    そのため、新築・中古という区分だけではなく、相場に対して適正な価格で購入しているかを見ることが重要です。


    Q3.ハザードマップに色が付いている物件は避けた方がいいですか?

    一律に避ける必要があるとは言えません。

    重要なのは、

    • どのような災害リスクがあるのか
    • リスクの程度はどれくらいか
    • 避難経路は確保されているか
    • 保険や建物でどのような対策ができるか

    を確認することです。

    「リスクがあるか、ないか」だけではなく、「リスクを把握して説明できるか」まで考えることが大切です。


    Q4.注文住宅は資産価値が落ちやすいのでしょうか?

    注文住宅だから資産価値が落ちやすい、ということではありません。

    ただし、非常に特殊な間取りや設備にすると、将来その住宅を欲しいと思う人が限定される可能性があります。

    自分たちにとって最高の間取りでも、次の買い手にとって使いやすいとは限りません。

    将来の売却も考えるのであれば、こだわりと汎用性のバランスを意識するとよいでしょう。


    Q5.築年数が古い家は資産価値が低いですか?

    築年数は重要な判断材料の一つですが、築年数だけで住宅の状態を判断することはできません。

    特に中古住宅では、

    「何年経っているか」だけでなく、「どのように管理・修繕されてきたか」

    も重要です。

    戸建てなら点検・修繕履歴、マンションなら長期修繕計画や修繕積立金などを確認してみましょう。


    Q6.資産価値を考えるなら、住宅ローンはできるだけ多く借りない方がいいですか?

    借入額そのものよりも、無理なく返し続けられるかどうかが重要です。

    住宅ローンの審査に通る金額と、実際の家計で無理なく返せる金額は同じではありません。

    住宅購入後には、固定資産税や修繕費、管理費、教育費なども発生します。

    家計に余裕がなくなると、売却するタイミングを自由に選べなくなる可能性があります。

    そのため、資産価値を守る意味でも、長期間持ち続けられる資金計画を考えることが大切です。


    Q7.資産価値が落ちにくい家を見分ける一番簡単な方法はありますか?

    一つの条件だけで判断する方法はありません。

    ただ、物件を見るときに、

    「もし10年後に自分がこの家を売るとしたら、誰が買ってくれるだろう?」

    と考えてみるのは非常に有効です。

    そのうえで、

    立地・土地・災害リスク・間取りや仕様・建物の管理・購入価格・家計

    の7つを確認していきます。

    「次の買い手を想像する」という視点を持つことで、物件の弱点にも気付きやすくなります。


    Q8.資産価値を優先して家を選ぶべきですか?

    資産価値だけを最優先する必要はありません。

    住宅は投資商品である前に、実際に自分たちが暮らす場所です。

    ですので、

    「自分たちが住みたい家」

    という視点は当然大切です。

    そこに、

    「次の買い手はどう見るか」

    という視点を一つ追加する。

    このバランスで考えるのがおすすめです。

    完璧な家を探すのではなく、その家の強みと弱みを理解したうえで購入することが、後悔しにくい住宅購入につながります。

  • 【2026年8月版】墨田区の中古マンション事情|駅で4,000万円超の差?エリア別相場と後悔しない選び方

    詳細を見る

    日向 麻夫
    マンション不動産購入2026年08月12日




    墨田区で中古マンションを探している方に、まず知っておいていただきたいことがあります。

    それは、

    同じ墨田区でも、どの駅を選ぶかによってマンション価格が4,000万円以上違うケースがある

    ということです。

    たとえば、60〜80㎡の中古マンション掲載価格中央値を見ると、

    両国駅:約9,598万円
    鐘ヶ淵駅:約5,135万円

    その差は、実に4,000万円以上あります。

    もちろん、

    「じゃあ安い駅を選べばいい」

    という話ではありません。

    錦糸町・両国・押上のように、駅力や交通利便性を重視する選び方もあれば、

    曳舟・東向島・八広・鐘ヶ淵のように、価格と広さのバランスを取りやすいエリアを選ぶ方法もあります。

    大切なのは、

    「墨田区で買うか」ではなく、「どの駅の、どのマンションを買うか」

    という視点です。

    今回は、2026年8月時点のデータをもとに、墨田区の中古マンション事情とエリア別の特徴、購入時に注意したいポイントを解説します。


    墨田区の中古マンション、70㎡ならいくら?

    まず、墨田区全体の相場感から見てみましょう。

    70㎡の中古マンション参考相場は、

    約6,848万円

    となっています。

    また、

    「築10年・70㎡」

    という一定の条件を置いたAI査定参考価格では、

    約8,084万円

    という数字も出ています。

    ここだけを見ると、

    「墨田区で70㎡なら、7,000万〜8,000万円くらいなのかな」

    と思うかもしれません。

    ただし、これはあくまで墨田区全体の参考値です。

    実際には、

    • 最寄り駅
    • 駅からの距離
    • 築年数
    • 総戸数
    • マンションの管理状態
    • 眺望や階数

    などによって、価格は大きく変わります。

    そのため、マンション探しでは「墨田区平均」だけで予算を決めないことが重要です。


    60〜80㎡の駅別「掲載価格中央値」

    ファミリー世帯が検討することの多い60〜80㎡で比較すると、駅による違いがかなり明確です。

    掲載価格中央値
    両国 約9,598万円
    錦糸町 約8,985万円
    菊川 約8,285万円
    押上 約8,280万円
    本所吾妻橋 約8,199万円
    とうきょうスカイツリー 約7,680万円
    曳舟 約6,980万円
    京成曳舟 約6,485万円
    東向島 約5,999万円
    小村井 約5,980万円
    八広 約5,430万円
    鐘ヶ淵 約5,135万円

    ※SUUMO掲載物件の価格中央値をもとにした参考値です。実際の成約価格ではありません。また駅ごとに築年数・駅距離・物件数等の条件は異なります。

    こうして見ると、

    両国と鐘ヶ淵では4,000万円以上の差

    があります。

    同じ墨田区だからといって、価格帯が同じというわけではありません。


    墨田区のマンション選びは大きく2タイプ

    墨田区のマンション選びは、大きく分けると2つの考え方があります。

    ① 駅力・利便性・資産性を重視

    代表的なのは、

    • 錦糸町
    • 両国
    • 押上
    • 本所吾妻橋

    などです。

    都心アクセスや商業利便性が高く、

    「通勤時間を短くしたい」
    「駅近を優先したい」
    「将来売却する可能性も考えたい」

    という方には検討しやすいエリアです。

    その反面、購入価格は高くなりやすくなります。


    ② 価格・広さ・バランスを重視

    一方、

    • 曳舟
    • 京成曳舟
    • 東向島
    • 八広
    • 鐘ヶ淵

    などは、錦糸町や両国と比べると価格を抑えながらファミリータイプを探しやすい傾向があります。

    たとえば、

    「駅徒歩5分の2LDK」

    ではなく、

    「少しエリアを変えて3LDK」

    という選択もできます。

    子育て世帯の場合、

    駅までの数分の違いより、毎日家の中で過ごす広さを優先する

    という考え方も十分ありです。

    どちらが正解というわけではありません。

    家族によって優先順位は違います。


    錦糸町・両国・押上は利便性が大きな魅力

    まずは墨田区の中でも人気の高い3エリアです。

    錦糸町

    JR総武線・総武快速線に加え、東京メトロ半蔵門線が利用できます。

    駅周辺には商業施設も多く、買い物や外食にも困りません。

    60〜80㎡の掲載価格中央値は、

    約8,985万円

    です。

    便利な分、ファミリータイプではかなり価格が上がっています。


    両国

    JR総武線と都営大江戸線が利用できます。

    都心との距離が近く、中央区・千代田区方面へ通勤する方にも便利なエリアです。

    60〜80㎡の掲載価格中央値は、

    約9,598万円

    となっています。

    今回比較した駅の中でも、特に高い水準です。


    押上

    東京メトロ半蔵門線、都営浅草線、京成線、東武線など複数路線が利用できます。

    交通利便性だけでなく、東京スカイツリー周辺の街づくりも特徴です。

    60〜80㎡の掲載価格中央値は、

    約8,280万円

    です。

    ただし、ここで注意したいのが、

    「便利だから買う」と「その価格で買ってよい」は別

    ということです。

    人気駅でも、築年数・管理状態・駅距離などによってマンションの評価は変わります。


    注目したい「曳舟」という選択肢

    墨田区で個人的に注目しているエリアのひとつが曳舟です。

    60〜80㎡の掲載価格中央値は、

    曳舟:約6,980万円
    京成曳舟:約6,485万円

    です。

    錦糸町・両国・押上などと比べると、価格を抑えながらファミリータイプを検討しやすくなります。

    さらに曳舟周辺は、これまでも再開発によって街並みが変わってきたエリアです。

    2026年3月には、東武曳舟駅前地区の市街地再開発について都市計画決定も行われています。

    ただし、

    再開発=マンション価格が必ず上がる

    わけではありません。

    再開発は街の将来性を見る材料のひとつ。

    最終的には、

    • 駅距離
    • 築年数
    • 管理状態
    • 間取り
    • 総戸数

    などをマンション単位で確認する必要があります。


    5,000万〜6,000万円台なら東向島・八広・鐘ヶ淵も

    価格をもう少し抑えて検討したい場合、

    東向島・八広・鐘ヶ淵も候補になります。

    掲載価格中央値は、

    東向島:約5,999万円
    八広:約5,430万円
    鐘ヶ淵:約5,135万円

    です。

    錦糸町・両国と比較すると、約3,000万〜4,000万円の差があります。

    これだけ差があれば、

    住宅ローンの毎月返済額を抑えたり、

    同じ予算でより広い住戸を検討したりすることもできます。

    特に子育て世帯では、

    「駅近にこだわって部屋数を減らす」

    のか、

    「駅を少し変えて子ども部屋を確保する」

    のか。

    この違いは、実際の暮らしに大きく影響します。


    中古マンションは「室内がきれい」だけで選ばない

    中古マンションを内覧すると、

    「フルリノベーション済み」

    「新築のようにきれい」

    という物件もたくさんあります。

    もちろん室内がきれいなのは魅力です。

    ただし、

    室内がきれい=良いマンション

    ではありません。

    マンション購入では、専有部分と建物全体を分けて見る必要があります。


    墨田区で中古マンションを買うときの5つのチェックポイント

    1.管理費・修繕積立金

    見るべきなのは現在の金額だけではありません。

    確認したいのは、

    • 将来の値上げ予定
    • 修繕積立金残高
    • 長期修繕計画
    • 大規模修繕の履歴
    • 一時金徴収の可能性

    などです。

    購入価格が安くても、将来大きな負担が発生すれば、トータルでは高くなる可能性があります。


    2.水害リスク

    墨田区でマンションを購入するなら、水害リスクは必ず確認したいポイントです。

    そして、

    「自分は高層階だから大丈夫」

    とも限りません。

    たとえばマンションの1階や地下に、

    • 受変電設備
    • 給水ポンプ
    • エレベーター制御設備
    • 非常用電源

    などがある場合、浸水によって停電・断水・エレベーター停止などが発生する可能性があります。

    部屋が無事でも生活できない

    というケースも考えておく必要があります。


    3.管理状態

    築年数だけでは判断できません。

    築30年でも、適切な修繕と管理が続けられているマンションはあります。

    一方、築浅でも管理組合が十分に機能していないケースもあります。

    「何年経っているか」だけではなく、

    「これまでどう管理されてきたか」

    を見ることが重要です。


    4.共用部分

    室内は自分のお金でリフォームできます。

    しかし、

    • 外壁
    • 防水
    • 給排水管
    • エレベーター
    • 機械式駐車場

    などは、自分一人では交換できません。

    マンション全体で対応する必要があります。

    だからこそ、

    専有部分よりも共用部分の状態を見る

    くらいの意識でもよいと思います。


    5.将来売却できるか

    購入するときは「ずっと住むつもり」と思っていても、

    • 転勤
    • 子どもの進学
    • 親との同居
    • 離婚
    • 相続

    などで住み替えることがあります。

    そのため、

    「自分が欲しいか」

    だけでなく、

    「将来、他の誰かも欲しいと思うマンションか」

    という視点も重要です。

    駅距離、間取り、総戸数、管理状態などは将来の売却にも影響します。


    2026年の墨田区マンション市場は「選別」が進む?

    現在のマンション市場は、

    価格は高いものの、何でも簡単に売れるわけではない

    という局面に入りつつあります。

    つまりこれからは、

    「墨田区だから」

    「駅近だから」

    「タワーマンションだから」

    というだけではなく、

    マンションそのものの良し悪し

    がより重要になると考えています。

    エリア選び以上に、物件選びの精度が問われる市場になっていく可能性があります。


    まとめ|「墨田区だから買う」ではなく「どの駅の、どのマンションか」

    墨田区の中古マンションは、駅によって価格差が非常に大きい市場です。

    60〜80㎡で比較すると、

    両国:約9,598万円
    鐘ヶ淵:約5,135万円

    と、4,000万円以上の差があります。

    だからこそ、

    「人気駅だから」

    「安いから」

    だけで決めるのではなく、

    価格 × 利便性 × 広さ × 管理 × 資産性

    のバランスを見ることが大切です。

    すべてを100点にする必要はありません。

    家族にとって、

    何を一番優先したいのか。

    通勤時間なのか。

    広さなのか。

    住宅ローン負担なのか。

    子ども部屋なのか。

    将来の売却しやすさなのか。

    家族の暮らし方と将来計画から逆算して選ぶ。

    これが、墨田区で後悔しないマンション選びのポイントです。


    Q1.墨田区で70㎡の中古マンションはいくらくらいですか?

    2026年8月時点の参考相場では、70㎡で約6,848万円です。また築10年・70㎡という条件を置いたAI査定参考価格では約8,084万円となっています。ただし、駅・築年数・マンション規模などによる差が大きいため、区平均だけで予算を決めるのはおすすめしません。

    Q2.墨田区で比較的価格を抑えやすい駅はどこですか?

    60〜80㎡の掲載価格中央値では、鐘ヶ淵が約5,135万円、八広が約5,430万円、東向島が約5,999万円です。錦糸町や両国などと比較すると、価格を抑えながら広さを確保しやすい傾向があります。

    Q3.資産性を考えるなら錦糸町や両国を選ぶべきですか?

    駅力は重要ですが、それだけで判断することはできません。同じ駅でも、駅距離・築年数・総戸数・管理状態・間取りによって売却しやすさは変わります。最終的にはマンション単位で判断する必要があります。

    Q4.墨田区のマンション購入では水害リスクをどこまで確認すべきですか?

    ハザードマップ上の浸水深だけでなく、マンションの受変電設備・給水設備・エレベーター設備・非常用電源がどこに配置されているかまで確認することをおすすめします。高層階でも、共用設備が被災すると生活に影響する可能性があります。

    Q5.築古マンションは避けた方がいいですか?

    築年数だけで避ける必要はありません。大規模修繕の履歴、修繕積立金残高、長期修繕計画、管理組合の運営状態などを確認することが重要です。適切に管理されている築古マンションなら、価格を抑えながら広さを確保できる場合もあります。

    Q6.2026年はマンション購入を待った方がいいですか?

    価格が今後上がるか下がるかだけで購入時期を判断するのはおすすめしません。現在の家賃、住宅ローン金利、教育費、家族構成、今後何年住む予定かなどを総合して、「自分たちにとって今買う意味があるか」で判断する方が現実的です。


    ※記事内の価格は2026年8月時点の不動産情報サイト等の掲載情報・推計値をもとにした参考値です。実際の成約価格や将来の価格を保証するものではありません。駅ごとに築年数・駅距離・掲載物件数等の条件が異なるため、個別物件については詳細な比較が必要です。

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